2012年 08月 13日
新しい現像法「Macchann式」
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CONTAX T3 Sonnar 35mm f2.8 Kodak Gold 400
Macchann式 CNL-N1R 50cc→250cc 35℃ 4分10秒
新しい現像法「Macchann式」とは?
ラボ用現像液を希釈して、使い捨て現像液とする自家現像法。
CNL-N1Rは10リッターで3,500円。Macchann式では1回の現像で僅か50ccしか使用しないので、
200本も現像できてしまう計算になる。なんとお財布に優しい。今まではBAN-1Rを使い回し法で
現像していたけど、液をもう一度使うか、新しく作り直すかで迷わなくてはならず、精神衛生上
あまりよろしくない貧相な葛藤をすることが度々あった。でもこの方法なら毎回新しい液だし、
CNL-N1Rの容器は、必要な量だけ液を出しても、空気が容器に入らない構造なので新鮮な状態を
かなり長く保つことができそうだから、そんな心配事とはもう無縁だ。
えらそうに書いたが、自分で開発した訳ではない。「Macchann式」で検索するとこれを開発
した方のページが見つかるので、オリジナルな情報はそちらから入手して欲しい。これだけに
とどまらず、他にもビックリの現像法が開発されていて、その柔軟さと好奇心の深さには本当に
敬意を表したい。
今回はCNL-N1RのA液25ccとB液25ccを200ccの水で薄めて現像液とし、35度、4分10秒の
現像を行ってみた。35度の根拠は温度調整に使っている熱帯魚のヒーターが35度までしか調整でき
ないから。結果は上々。
カラーバランスは?と疑問に思う人がいるかもしれない。正直これは僕も良くわからない。
今までとは違うような、違わないような...。スキャナのドライバ→Photoshopと経由するうちに
もはや元のフィルムの色というより、自分の好きな色になってしまっているので、あんまり気に
する必要は無さそうだ。それについては、これからゆっくりと検証するのでご期待を。
by VF-1000R
| 2012-08-13 00:22
| Animal