2014年 05月 03日
白と黒
|
Hasselblad 500 C/M C Planar 80mm f2.8
Neopan 100 Acros Microfine 20℃ 10'00"
ここ何年もの間、フィルムとデジタルの間を行ったり来たりしている。
自分でもなぜスッパリとデジタルに完全移行しないのかと不思議に思う。
なんだかんだ理屈を並べてもフィルムは面倒なことが多々あって、
デジタルの便利さは本当に魅力的だ。でも、デジタルで撮影して
いるうちに、「なんか違う」感が湧いてきて、やっぱりフィルムに戻って
しまう。そして、フィルムは手にも心にも「しっくり」くるのだ。
それにしてもなぜフィルムがしっくりくるんだろう。
一時はフィルムとデジタルの画質の違いが大きいのかと思ったけど、
どうもそうでないような気がする。
最近思うことは、「撮れる枚数に制限がある」ということが一番大きな
違いなんじゃないかと思う。120フィルム1本で僅か12枚しか撮れない
という事実が撮影を変え、その結果、写真も変わるのだ。
さらに何年か後にフィルム自体も手に入らなくなる。
人生が無限に延長できるようになったら、と想像するとゾッとする。
カメラも最大36枚撮りで十分なんじゃないかな。
by VF-1000R
| 2014-05-03 21:48
| 街